矯正治療のメリット

矯正治療で何が変わる？

日本臨床矯正歯科医会が2010年に行った調査※によれば、「歯並びは第一印象を左右する」と答えた人は全体の76.4％、「自身の歯並びについて気にしている」と答えた人は、全体の66.5％にのぼることが明らかになりました。意外に多くの人が、歯並びを大事な問題と捉えていることが、この調査結果からうかがえます。
しかし、実際に治療を、となると、迷ってしまう方も多いと思います。
矯正治療には、いったいどんなメリットがあるのでしょうか？

※【『歯並びと矯正歯科治療』に関する意識調査】　公益社団法人　日本臨床矯正歯科医会（2010年7月2日〜6日）
※調査対象：全国10代〜50代の男女、合計1000人が回答 調査方法：インターネットによるアンケート調査

生活の質（QOL）の向上

矯正治療とは、整った歯並び・健康的な噛み合わせを作りだす治療です。歯並びや噛み合わせの問題（不正咬合）が解消されることで歯の健康が改善されるだけでなく、気持ちを前向きにすることができます。
たとえば、歯並びやかみ合わせの悪さが原因で「食べ物をきちんと噛めない」「人前で笑顔になれない」という状態であれば、生活の質（QOL）は低いということになりますが、原因（不正咬合）が取り除かれれば、患者さんの生活は大きく変わることでしょう。

生活の質（QOL）を向上させることに、矯正治療の大きな意義があります。
つくば毛利矯正歯科では、まず患者さんの訴えに耳を傾け、問題点を整理したうえで、医学的にも、また社会心理学的な立場から見ても、最適の治療方針を決定いたします。

お口とからだの健康改善

「噛む」ことは、人間にとって非常に大切なことです。しっかりと噛むことは、唾液の分泌を促進して消化を助けるだけでなく、あごの筋肉を鍛えたり、血行を良くするといわれています。
そのような点から、当院では、「噛み合わせ（咬合）」が体の健康のためにも重要と考えて、矯正治療のゴールを設定しています。

コンプレックスの解消・イメージアップ

前歯がでこぼこだったり、出っ歯や受け口で人前で笑うことができないことを、難しい言葉で「社会心理学的障害」といいます。歯やお口の外観によって生じている社会心理学的な問題を軽減することも、矯正治療の大きな目的のひとつで000す。

矯正治療Q&A

矯正歯科の治療について、みなさんからよくいただく質問をまとめてみました。

矯正治療は痛いのですか？

矯正のワイヤーを歯につけたばかりのころは、数日間、不快感や痛みがあります。じきに慣れて、ほとんど気にならなくなりますが、長期間の矯正治療を続けていくためには、それなりに強い意思が必要です。
特にお子様の場合は、ご家族がしっかり見守り、サポートしてあげてください。

矯正治療をすると虫歯になるのですか？

これまでの研究データから見る限り、矯正治療が原因で虫歯が増えるということはありません。しかし、矯正装置をつけることで、むし歯の原因となる歯垢（プラーク：歯のまわりにつくばい菌の塊）が付着しやすくなるのは事実です。
つくば毛利矯正歯科では、歯科衛生士スタッフによるお口の衛生指導・虫歯予防に力を入れ、定期的な歯の健康チェックを行って、虫歯のリスクが高まることのないよう、配慮いたしております。

顎関節症の治療に効果があるのですか？

顎関節症の治療を目的として矯正治療（咬合治療：噛み合わせを変化させる治療）を行うのは、効果的とはいえません。
かつては、顎関節症の原因は噛み合わせ（咬合）にあると考えられていましたが、現在では、顎関節症は様々な原因が複合して生じること、その中で噛み合わせの問題はあまり大きなウェイトを占めていないことなどが明らかになっています。
ただし、顎関節症が原因で噛み合わせの機能が低下しているケースでは矯正治療を行うことがあります。詳しくは、ご相談ください。

治療中の予約時間の変更はできますか？

急用やどうしてもはずせない事情で来院ができない場合は、お早めにご相談いただければ、しっかりフォローいたします。
ただし、矯正治療は綿密なプランの元に進めていくものですので、キャンセルや予定変更が重なった場合、治療期間が延びたり、効果的な治療が難しくなったりすることがありますので、ご注意ください。